美味しい柑橘5 ~国産ブラッドオレンジ(タロッコ)2~

ブラッドオレンジには大きく三つの品種がある。

タロッコとモロとサンギネッロ。

このうち、日本ではタロッコとモロが導入されている。

モロのほうが赤が濃く、ブラッドオレンジといえば、こちらをイメージするかもしれない。
ただ、レタスと同じで、緑のレタスに比べてサニーレタスがやや苦味があるように、モロのほうが、独特の風味が出てしまう。

糖度も11度くらいで、やや低めだ。
モロを調べると、食味がやや劣るため、製菓やジュースの原料として期待されている、みたいなコメントが多い。

タロッコは、オレンジ色の果肉に赤みが差すタイプ。
特に日本では、気温が足りないのか、赤がうまく出ず、中には、オレンジ色だけのものもある。

ほぼ、外観と一致していて、赤みを帯びているもののほうが、中の果肉も赤くなっている”可能性”が高い。
左のほうが赤みが濃い。

カットしてみると。。。

今年は、2月下旬ごろから一般的な量販店でも、国産の、愛媛のブラッドオレンジが多く取り扱われていた。
栽培量が増えてきたのだろう、だいぶ手ごろなお値段で販売されていた。
ためしに購入してみたが、やっぱりすっぱい。

2月では、早いのだ。

3月20日ごろに届いた矢野さんのブラッドオレンジを食べてみて、やっぱり確信した。

フレーバーが良く、カットしたときの香りがたまらない。
美味しい。

ただ、赤みが少ない。

これは、今年は致し方ないのかもしれない。

気温が低く、雨が多かった。
曇天が多いと、赤みが十分に入らないのだ。

他産地や輸入物に比べると、酸味が少なく、オレンジフレーバーがあって、今年もやっぱり美味しい。

小玉で大きいサイズがほとんどないが、味は良い。
ちょっと高価だが、ぜひ一度は食べてみてほしい柑橘だ。

■国産ブラッドオレンジ(タロッコ) 愛媛県産 約2kg 3888円(税込)

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